Relife—シンプリストHaoの好きなものに囲まれた暮らし

インテリア・収納をはじめ、ファッション、フリーランスという働き方など、ライフスタイル全般について綴っています。

【ホームオフィス】アーロンチェアを3年使ってみて

こんにちは。Haoです。

2020年の3月、ちょうど今から3年前に我が家にやってきたHerman Miller(ハーマンミラー)のアーロンチェア。

形あるものとしては人生で最も高い買い物だったため、当時はかなり勇気のいる買い物だったことを覚えています。
以前、1万円前後のオフィスチェアを使っていた頃は、3年くらい経つと劣化が目立ち、新しいチェアが欲しくなっていたのですが、アーロンチェアは今でも購入時と変わらず快適に使えています(さすが12年保証を提供しているだけあると思いました!)。

そこで、本日はアーロンチェアを実際に3年使ってみてどんな感じなのかをお伝えします。

ちなみに購入したのはAサイズ、ミネラルカラー、標準キャスターのものです。

お尻が痛くならない

翻訳者の私は基本的に1日中座り続けているので、アーロンチェアを購入する前は、クッションやジェルマットを色々と試し、座面を厚くすることでお尻が痛くならないように工夫をしていました。

そんなこともあり、どうしてもこの薄いメッシュの座面の座り心地がよいだろうとは思えず、最初はアーロンチェアを候補に入れていなかったのです。ただ、店舗でお試しさせてもらって、体圧が分散されているような気がして「あれ?思ったよりいいかも?…でも実際に1日座り通してみないとわからないよね……」となり、(価格面に悩みながらも)半信半疑で購入を決意しました。

結果から言うと、一日中(8〜10時間程度)座っていてもお尻が痛くなることはありません。
座った瞬間に「座り心地が最高!」という感じではなく、一日作業を終えてみて「ん?なんか今日は疲れてないぞ。もしかしたらこの椅子のおかげかも……」というくらい、座っていることを実感させない椅子なのです。
Apple WatchのSiriが1時間に1度、立って動くことをすすめてくるのですが、それがなければ作業に没頭してずっと座り続けてしまいそうです。

通気性が良い

座面も背もたれもメッシュ構造なので、当然と言えば当然ですが、通気性が抜群です。
これは、暑がりの私にはかなりのメリットでした。

革や布製の座面・背もたれの場合、結構、熱がこもるんですよね。
椅子に触れている面が体温で温まってしまうと集中力が途切れ、立ち上がりたくなってしまいます。
アーロンチェアにはこの不快な感覚がないのも、ずっと座っていられる理由かもしれません。

姿勢が良くなった

アーロンチェアには「前傾チルト」という機能があり、座面がやや前面に傾きます(この写真が「前傾チルト」使用時です)。
「前傾チルト」を使用すると背もたれも一緒に前に動く(傾く)ので、背筋を伸ばした状態で、背もたれに背中が触れているような感じになります。
これが意外と快適で、自然と姿勢よく座れるようになりました。

その結果、肩こりや(眼精疲労からくる)頭痛が大幅に減ったことにびっくり。
以前は湿布や鎮痛剤が手放せなかったのですが、今ではどちらもほとんど使いません。

一部のパーツに変色が見られる

性能的には3年経っても全く問題ありませんが、唯一気になるのがこちらのレバーの変色。ゴムのようなやや柔らかめの素材が使われている部分が、黄色味を帯びてしまっています。
反対側のレバーは黄変していないので、おそらく日差しによるものと思われます。
実は、この症状、購入1年後くらいに気づきました。
(ちなみにウェットティッシュで拭くと若干マシになります。この写真は拭いた後です。)

オフィス感を出したくなかったので色が一番薄い「ミネラル」カラーを選びましたが、気になる方は別の色をチョイスした方が良いかもしれません。

冬は寒い

通気性の良さとトレードオフではあるのですが、メッシュ構造であるため、暑がりの私でも冬は寒いと感じます。接触冷感の椅子に座っているような感じです。
なのでこの写真のように座面にはムートンのクッションを、背もたれにはブランケットをかけています。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。

身体にフィットして包み込まれるような座り心地に魅力を感じてアーロンチェアを選んだのですが(当初はセイルチェアを買おうと思っていた)、本当に快適に過ごせています。