Relife—シンプリストHaoの好きなものに囲まれた暮らし

インテリア・収納をはじめ、ファッション、フリーランスという働き方など、ライフスタイル全般について綴っています。

【シンプルライフ】考え方の変化 & ご報告

こんにちは。Haoです。
またまた更新が空いてしまいました……。

というのも、シンプルライフを始めた当初と今では考え方も変化し、「シンプリスト」であり続けることについて少し悩んでいたのです。
(一旦悩み出すと、動けなくなってしまうタイプ ^^; )

そこで、今日はどのように考え方が変わっていったのかについてお話ししたいと思います。

 

フェーズ 1:「好き」に囲まれて、満たされる

実は、子どもの頃、周りの子たちと好きなものがズレていた私。
アニメ・マンガや芸能人には一切興味がなかったし、スポーツや音楽も苦手。
恋バナや噂話は何が面白いのかさっぱり……という学生時代を過ごしました。
(仲間外れにならないように、当時流行りのものを必死に「予習」し、興味があるフリをしてやり過ごしていました。)

その結果、大人になってからも、自分の「好き」という気持ちに蓋をして、他人の目、常識、タイパ、コスパといったものを優先しがちでした。

そんな私が、自分の「好き」を大切にしたいと思うようになったのは、「片付けコンサルタント」として知られている近藤麻理恵(こんまり)さんの、「ときめくかどうかを基準に物を選ぶ、残すものを決める」という方法に感銘を受けたのがきっかけです。

また、HSP気質なところがあり、小さな不快感が大きな苦痛につながりやすいため、そういったものはできる限り取り除きたいという思いもありました。

そして、あの流行病でどこにも行けなくなったのを機に、思い切って「好き」で満たされた空間を作ってみたのが始まりです。

思い切って頭の中に描いた「自分の理想のインテリア」を、自分の手で形にしてみると、とても満たされた気持ちになりました。

自分の「好き」が詰まっている空間ってなんて気持ちいいんだろう。
「自分(の気持ち)を大切にしよう」ってよく言われるけど、この時やっと、こういうことなんだな、と実感できたのです。
また、HSPの敏感さを逆手にとって、小さな「好き」を、大きな「喜び」につなげられたことで、自信もつきました。

そしてこのお部屋大改造を機に、お気に入りの洋服だけがキレイに詰まったクローゼットづくりや、行動面・人間関係の断捨離etc.を経て、「好きなものに囲まれた暮らし」ができるようになりました。

フェーズ 2:「嫌い」「苦手」に目を向けられるようになる

「好きなものに囲まれた暮らし」を叶えたことで、精神的に満たされ、自然とネガティブなイメージを持っていたものに対して向き合えるようになりました。

特に顕著なのはファッション。
低身長かつぽっちゃりなのがコンプレックスで、以前は「隠す」ことばかりに意識が向いていましたが、今は自分の体型を受け入れた上で、前向きに「洋服選びにこだわる」ようになったのです。

たとえ苦手なことでも、抵抗感がなくなるだけで楽しめるんだという発見。

シンプルライフを始めた頃は、「嫌い」や「苦手」は潔く手放し、「好き」を大切にするぞ!と思っていたので、ちょっと意外な展開でした。

フェーズ 3:「複雑さ」「無駄」「矛盾」を許容できるようになる(←今ここ)

私は、多面的で、矛盾に満ちていて、やたらと複雑に考える癖があり、好き嫌いが激しく、自分でもメンドクサイ人間だと思います。
だからこそ、「好きなものに囲まれた暮らし」や「シンプルライフ」という言葉に惹かれたのでしょう。元々好きなものやことだけに囲まれてシンプルに生きている人は、「私はシンプリストです」なんて言わない(意識しない)はずだからです。

少し前から、そんな現実もすんなりと受け止められるようになりました。
その上で、シンプルじゃなくても、無駄なものがあっても、昨日と今日で言ってることが変わってもいいかな、と思うようになった今日この頃。

ただのHSPじゃなくて、HSS型HSP(刺激が欲しいHSP)だったという気づきも影響しているかもしれません。

そして、目に見えるモノも、見えないモノも「好き」でないものは手放して、身の回りにあるのが好きなモノだけになって、なんとなくスッキリした気分になっていたけれど、「無駄」と思っていたモノが、実は大切なモノだったって気づくことが最近多いのです。

余談:そもそも「シンプリスト(シンプルライフ)」って何?

私は「シンプリスト」と名乗る前から「好きなものに囲まれた暮らし」をしていたわけですが、このブログで自分のライフスタイルを発信しようと思ったときに、分かりやすい(伝わりやすい)言葉が欲しくて、見つけたのが「シンプリスト」でした。

Tommyさんのこちらの書籍では「シンプリスト」をこのように定義しています。

「偏愛を大切にし、それ以外のなくても困らないモノゴトは潔く手放し、身軽になる暮らし方、生き方」

ただ残念ながら、「シンプリスト」と聞いて、誰もがこの意味を思い浮かべるわけではありません。

「ゆるミニマリスト(必要最低限のもの+αを持つ人)」と考える人もいれば、「無印良品っぽい暮らしをしている人」と捉える人もいます。

つまり、「分かりやすいように」と思って「シンプリスト」と名乗り出したけど、逆に分かりにくくなっている(誤解されている)気がするのです。
確かに、「シンプル」から「好き(偏愛)」を連想するよりも、「ミニマル」や「無印」の方がイメージとして近いように私も感じるので仕方がないことなのかもしれません。

ご報告:シンプリストを卒業します!

これからも「好き」を大切にしていきたいという気持ちは変わりませんが、もう少し雑多な環境に身を置いて化学反応を楽しめる生き方がしたいと思うようになったことと、そもそも「シンプリスト」という名称が分かりにくい(笑)ことを踏まえ、「シンプリスト」としての発信は今日で卒業したいと思います。

「好きに囲まれた暮らし=シンプルライフ」実践したからこそ、たどり着いた「今」があります。だから、シンプリストを「辞める」ではなく、「卒業する」としました。

ブログ自体は「好きを大切にした先にある暮らし(仮)」として続けていく予定です。
これまで以上に「雑多」なブログになりそうですが、ライフスタイル(「衣食住」+「人生観・価値観・習慣などを含めた個人の生き方)に関心がある者として、感じたこと、考えたことを綴っていきたいと思いますので、読んでいただけたら嬉しいです。