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インテリア・収納をはじめ、ファッション、フリーランスという働き方など、ライフスタイル全般について綴っています。

【インテリアコーディネーター資格】2次試験まとめ(使用教材編)

こんにちは。Haoです。
先日投稿した1次試験のまとめにつづき、2次試験についてもまとめていきたいと思います。まずは、使用した教材などをまとめましたのでどうぞ。

1次試験のまとめはこちらから。

テキスト(教本)

製図が初めてだったので『はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方』のKindle版を購入しました。この本で線の太さや種類の使い分けなど基礎的な知識を得てから、問題集(過去問)に取り掛かりました。また、パースやアイソメなどは、こちらのテキストに載っている図面を『練習帳』に写して練習しました。

 

論文についても、一応テキストを購入しました(Kindle版です)。前半は原稿用紙の使い方や、論文とは何か?といった一般論が中心でしたが、後半には実際に受験生が書いた(と思われる)サンプルが点数別に紹介されており、どの程度のものが求められているのかを知る手がかりになりました。

 

こちらは「ひっかけ問題にひっかからない」というキャッチコピーにつられて試験1週間前くらいに購入。「これ一冊で最短合格」はさすがに難しいと思いますが、読みものとしては参考になる部分も多いので、試験前に不安で何か情報が欲しいという方にはおすすめします。

問題集

2次試験対策のメインはこちらの2冊の問題集を中心に進めました。

私は本のままでは解きにくいと感じたため、自宅で回ごとに問題と解答用紙をコピーし、簡単にですが実際の試験の問題冊子のように製本して使っていました。書き忘れが出ないように問題用紙に書き込みながら進めたかった、という理由もあります。

2022年ver.はこちら。

まずは、時間は気にせずに最後まで仕上げられるようになることを目指しました。解いていると、「あの寸法、いくつだったっけ?」といった疑問が出てくるので都度、1次試験用のテキストで確認し、「どうしても書き方がわからない!」というときだけ模範解答をチラ見する、という方法で進めていきました。

最後まで自分の力で仕上げられるようになってからは、時間を意識するように心がけました。この試験、1次試験は時間に余裕がありますが、2次試験は時間との戦いです。私は時間内に仕上げられるようになるまでにかなり時間がかかり、試験直前の1週間前になってやっと「なんとかいけるかな?」といった感じでした。そして、ものすごく体力・気力・集中力を消費します(肩こりがヤバかった……)。

 

過去問を解いていて私が一番悩んだのが「問題文の意味」についてです。特に複数の解釈が可能だったり、そもそもの意味がはっきりしなくて聞き返したくなってしまうものがいくつかありました。ただ、そこでつまずいてしまうと大きく時間をロスしてしまうので、「最も減点されるおそれの低いもの」をとにかく描く!というのを心がけていました。

そして自分の描いたものが模範解答と違っていたりすると、「果たして自分の図面はあっているのか?」と、また悩むことになるのですが(笑)、ここは潔く「模範解答」を「より『安全』な解答案」として考え、もし実際の試験で同じようなものが出たら、模範解答にあったように描こうと決めていました。つまり、「模範解答と同じような答案が描けるようになる」ことを目標として学習を進めていきました。

実際はそこまでキレイでなくても合格できるという声も聞きます。しかし、細かい採点基準が公表されていないことや、独学者の場合、信頼できる人からのアドバイスが受けられないことを考えると、「模範解答」レベルを目指すということが結果的に安心感につながりました。「100点を目指して勉強し、実際のテストで80点を取ろう」という作戦です。

 

論文については、主にアウトライン作り(書く内容を考えること)に重点を置いて取り組みました。仕事で文章は書き慣れていますが、書く内容が思いつかないと字数を埋めるのが厳しいからです。過去問10年分+予想問題4回分のアウトラインを作り、うち2〜3回分くらいを実際に書いて分量やペースの感覚を掴むようにしました。

 

その他

オンラインサロン(途中で退会)

独学でいけるかなとも思ったのですが製図の経験がなく不安だったため、1次試験でお世話になったオンラインサロンに、2次試験対策もお願いしました。会員限定の解説動画が見られ、毎日1図面or1論文添削してもらえるという内容でした。

全くの初心者だったので基礎的なことを一通り学ぶのには役立った部分もありましたが、4〜5回くらい添削してもらったところで、添削や解説に納得感を持てず、添削者を信用できなくなってしまいました。また、毎日添削してもらうというのがストレスに感じるようになっていきました。

このような経緯で、10月下旬から11月上旬は完全にやる気を失っていました。「これから、どうしようかな」と考えたときに、私は「何がなんでもこの資格を取りたい」というよりも、「楽しく学びたい」という気持ちの方が上だったので、答案を送るのをやめることにしました。イヤな思いをしてまで続けたくないと思ったからです。

実は1次試験対策でお世話になった時からクオリティ面でサロンに満足できておらず、また「毎日添削してもらえる」と聞いて嬉しさよりもプレッシャーが勝っていたのにも関わらず、不安に駆られて入会してしまったのが失敗だったと考えています。(問題は、オンラインサロン自体にではなく、違和感を感じていたのにその感覚を大切にできなかったことにあります。たぶん、スピード感や「質より量」という考え方がしっくりくる方は満足できるのではないかと思います。)

 

インテリア・製図関係の本

オンラインサロンを途中でやめて「独学でいく」と決めてから図書館で試験対策用ではない製図・建築関係の本をいくつか借りました。表面的なテクニックではなく、きちんと基礎から理解したいと思ったからです。(そして、サロンできちんとした答えが得られなかった疑問点についても解消できました!)

参考になった本をいくつかリストアップしておきますね。

最後の『世界で一番やさしいインテリア』は論文対策にも役に立ちました。1次試験を受ける前に出会えていたらよかったのに、と思ってしまうくらい要点がうまくまとまっており、時事問題にも対応できそうなコラムも多くあります。

これらの本は、試験対策用の本と比べて遠回りだったり、試験では問われない知識も含まれていますが、別の角度からみてみることで結果として理解が深まると思います。

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ここまで少し長くなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。
私は途中で不安に駆られてオンラインサロンに入会してしまいましたが、「100点を目指して勉強し、実際のテストで80点を取ろう」作戦で、なんとか1発で合格を手にできたので、独学でも十分に合格は可能だと思います。(今思えば、添削してもらいたければ、オンラインサロンではなく、模試を受ければよかった気がします。)

2次試験は独学では難しいかな?とお悩みの方の参考になれば嬉しいです。