Relife—シンプリストHaoの好きなものに囲まれた暮らし

インテリア・収納をはじめ、ファッション、フリーランスという働き方など、ライフスタイル全般について綴っています。

【防災の日】「非日常セット」のススメ

こんにちは。Haoです。9月1日は防災の日でしたね。
私は幸いにも大きな災害に遭ったことはこれまでないのですが、テレビで悲惨な状況を目にするたびに、「いつか私の住んでいる地域でもこのような災害が起きるかもしれない」という恐怖感を感じています。

本日は、防災の日から少し遅くなってしまいましたが、私が準備している「非日常セット」について紹介します。やっぱり備えがあると、何も準備していなかった頃と比べて安心感が違いますので、まだ何の対策もとっていない方は是非参考にしてみてください。

「非日常セット」とは?「防災セット」ではなく「非日常セット」を作った理由

「非日常セット」とは、災害時だけでなく、旅行や入院なども含めて「非日常」と捉え、そのようなタイミングで必要になるものをひとまとめにしたセットのことです。

やや強めの地震がくるたびに恐怖を感じ、防災セットを作らなくてはと思っていたのですが、つい後回しに……。

そしてあるとき、コロナの濃厚接触者になってしまいました。
99%自分も感染すると思っていたので、すぐにホテル療養の準備を開始。
必要なものを慌ててオンラインで購入し、なんとか準備を終えました。
(ただ、結局、感染はせずに10日間、自宅に引きこもって過ごしました。)

そして用意したものを見て、気づいてしまったのです。
これは「防災セット」にもなるのではないかと!

もちろん、防災セット特有のもの(アルミブランケット、ホイッスル、非常用トイレetc.)は別途揃える必要がありますが、「家を離れて過ごすときにあったらいいもの」を非日常セットとしてまとめておくだけでさまざまなシチュエーションに対応できるし、必要以上に持ち物を持たないように心がけている自分にとって、これぞ本当に必要なものなのではないかと思いました。

そんな経緯で、私は防災セットよりももっと広く活用できる「非日常セット」を準備しています。
泊まりがけの旅行に行くときも、基本的な下着類、洗面用品、充電器等のセットができているので、あとは旅先で着たい洋服を準備するだけでOK。すごく楽になりました。

 

中身:「非日常」だからこそ、日常で使い慣れたものを

被災時も旅行時も、程度や種類は違えど、普段と違う環境下で過ごすためストレスを感じやすくなります。そのため、初めてのものを使って「なんか思っていたのと違う……」となってしまうのは避けたいと思い、基本的に使い慣れたものを用意しました。

洋服

普段着ているものと同じもの(下着類)or 以前愛用していたが最近はあまり着る機会のないもの(ジャケットetc.)など、着心地やサイズ感などをよく分かっているもので揃えました。また色については、どんな組み合わせでも着用でき、汚れも目立たない黒系にしました。

[基本セット] 
ショーツ:3枚
ブラタンクトップ:3枚
長袖インナー:3枚
半袖Tシャツ:2枚
長袖カーディガン:1枚
靴下:3組
ボトムス:1枚

[寒い季節用] ※写真には含まれていません。
長袖フリース:1枚
アウター(ソフトシェル):1枚
手袋:1組

これらをひとまとめにしてトラベルバッグの中へ。旅行に持って行く場合、トップスとボトムスはルームウェア(パジャマ)として活用します。

また、下着類についてはローリングストックの考えを取り入れています。
つまり普段着ているものが古くなったら、非日常セットから補充し、新たに同じものを購入して非日常セットに入れる、という流れです。
よく非常食の準備方法として紹介される方法ですが、洋服でもやはり時間が経つと素材が劣化しますし、体型や好みも変わってくるので、このやり方が一番よい気がします。さらに、自然と年に1〜2回セット内容などを見直すことになるので、一石二鳥です。

ちなみに洋服を準備するにあたっては、ユニクロの「服の備えチェックリスト」も参考にしました。

洗面用品

こちらも普段使っているものを小分けにしたり、試供品としていただいたもので使用感が分かっているものからチョイスしました。

内訳:シャンプー&コンディショナー、化粧水・乳液・美容液、マジックソープ(希釈によってボディーソープや食器洗いなど様々な用途に使える液体ソープ)、ベースメイクの試供品セット(メイク落とし・洗顔・日焼け止め・BBクリーム)、リップクリーム、ハンドクリーム、オイル(ヘア・ボディ用)。

これらをシャンプー&コンディショナー下にあるクリアポーチに入れています。

充電器など

意外と忘れがちなのが充電器類。私の場合、使用している電子機器が多いのと、滞在場所によってはコンセントがちょうどよい位置にあるとは限らないため、延長コードも一緒に入れています。

自宅にある余っているケーブルなどで揃えたため、やや必要なものが多くなってしまいました。そのうち見直したいと思います。

その他の細かいもの

常備薬や細々としたものをひとまとめにして右上のポーチへ。必要なものは個々で異なるので一般的な防災セットのリストも参考にしつつ、旅行中に「持ってくればよかった」と思ったものを加えてオリジナルのセットに仕上げました。
またスペースがあれば、絶対必要なものではないけれど、あったら落ち着くものも一緒に入れておくと良いと思います(私の場合、ティーバッグを入れています)。

 

スリッパ:MUJI HOTELに宿泊した際にいただいたアメニティ。使い捨てとは思えないほどしっかりしています。ホテルによっては(特に海外)スリッパがなかったりもするので、そんな時に使おうと思って持って帰ってきました。
(気に入ったホテルのアメニティは非日常セットにもオススメ!ちなみに上の写真にあるティーバッグも別のホテルのアメニティです。)

ヘアアイロン:以前使っていたものを非日常用として再活用しています。

タオル:登山用のコンパクトになるタオルセットを非日常用としてキープしています。ボリュームはありませんが、吸水性は抜群です。

防災グッズ(左):軍手、レジャーシート、アルミブランケットなど、災害が起きた時に必要なものをジッパー付きの袋にひとまとめに入れています。

お役立ちアイテム(右):こちらは災害時に役に立つだけでなく、(海外)旅行にも持っていくアイテム(ラップ、芯を抜いた布テープ、大型のビニール袋、マジックなど)を入れています。

現金:写真にはありませんが、非日常時では現金しか使えないことも想定して用意しています。一部は小銭です。
(ちなみにいきなり着払いの荷物が届いたときなどにも使えます!)

※食料品は別にあります

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これらを旅行に行くタイミングやローリングストックの下着を入れ替えるタイミングなどで確認しつつ、必要だと思ったものを加えてアップデートしています。

防災セットという「使わないもの」(使う状況になってほしくないもの)を揃えるよりも、時折訪れる「非日常」で使う前提でものを揃える方が、ハードルが低いように感じました。
防災セットを準備しなくてはと思ってはいるものの、なかなか着手できないとお悩みの方は、まずは旅行セットを作ってみて、そこに被災時に必要なものを肉付けして「非日常セット」を作ってみてはいかがでしょうか?